
あなたは「記事の書きかた」を知っていますか?
国語の時間に習ったのは、感想文の書きかたや起承転結のある文章の読みかたでしたよね?
私も国語は好きでしたが、記事の書きかたを習った記憶はありません。
紙の本よりネット記事を読む機会が増えていますが「記事の書きかた」を知っている人は多くありません。
教えてもらう機会がなかったからです。
「記事の書きかた」は決して難しいものではありません。
ここでは超初心者向けに解説していきますので、一日入学みたいな軽い気持ちで読んでみてください。
記事の書き方:テーマを決める
一番はじめに決めるのは、「何について書くか、何を伝えるか」といった記事のテーマです。
当たり前と思うかもしれませんが、これが漠然としていると文章の方向性がブレてしまい、結局なにがいいたいのかボヤけた記事になってしまうので、ここが最も重要なポイントです。
記事の書き方:誰に向けて書くかを決める
次に「誰が読むか、誰に伝えるか」を設定します。
記事のテーマが同じでも、読み手が変われば知りたい内容や伝えかたも変わってきます。
「今が旬!テイクアウトお弁当おすすめ」という記事を書く場合、28歳に向けた子どもと一緒に食べるかわいい系お弁当記事と、55歳に向けたワインに合う老舗のお弁当記事では、書きかたも変わってきます。
誰に読んで欲しいのか、誰に伝えたい内容なのかをしっかりと考える必要があります。
記事の書き方:目次(見出し)をつくる
いよいよ本題です。まずは「目次(見出し)」として書き出していきます。
「見出し」は記事を構成する重要な骨組みです。
記事は「見出し」に沿って展開していくので、全体のバランスやわかりやすさも「見出し」次第というくらいに重要です。
ここでしっかり時間をかけて見出しを作っておくと、後で取り組む本文が書きやすくなります。
見出しの数は、記事の長さやボリュームに合わせて設定します。
多すぎると読者は飽きてしまいますし、少なすぎると「これだけ?」となってしまうため、5〜8つくらいがバランスよくまとまります。
この記事の見出しは8つです。
記事の書き方:本文を書く
「見出し」に沿って本文を書いていきます。
本文は、初めに結論を書き次に理由を書くようにします。
読者は気が短いので、最後に結論を書いてもゆっくり読んではくれません。
読者の知りたいことを最小限の文章で最速に伝えるのが親切です。
わかりやすい例を付け加えるのも、理解度を上げるために有効です。
前述した「今が旬!テイクアウトお弁当おすすめ」の箇所が例文にあたります。
記事の書き方:文章の表現を整える
本文まで書いたらあともう少し!
読み返しながら文章の表現をチェックしていきます。
- 誤字脱字はないか?
- 主語と述語はあっているか?
- 違和感はないか?
- 「です・ます」「だ・である」が統一できているか
- 全角と半角が混同していないか
- 同じ単語の繰り返しはないか
- 文末と文頭表現がダブっていないか
初心者は特に不要な表現が多くなりがちです。
「しかし」「そして」などの接続詞も、なくても意味が通じるなら削ってしまいましょう。
文章を書き始める前に、どのような表現で書くかを決めておくと確認作業がスムーズになります。
記事の書き方:タイトルは具体的な表現をいれる
ここまでできあがってやっと「タイトル」を決めます。
タイトルは記事の「顔」といわれるくらい最も重要な要素です。
タイトル次第で読んでもらえるかどうかが決まります。
ここまで書いてきたテーマやターゲット、内容から離れずに、読者に記事の内容が伝わるタイトルにします。
読者が自分と関係があると思って目を止めてくれるタイトルならば、読んでもらえる可能性が高くなります。
ターゲットを入れる
「ライター初心者へ〜」
「〜でお悩みの方へ」
具体的な数字を入れる
「日本人の75%が持っている〜」
「〜成功の7つの法則」
「3週間でできる〜」
質問形式にする
「〜とは?」
「こんな間違いをしていませんか?」
強調表現を入れる
「絶対やるべき〜」
「完全保存版〜」
「究極の〜」
このような表現を使うことで読者の興味を引くことができます。
この記事のタイトルは「今後1年以内に〜」です。
書いた記事を声に出して何度も読み返す
すべて書き終わったら、公開前に何度か声に出して読み返します。
読者の気持ちになって全体を読み返し、この記事で伝えたいことが読者に伝わっているのかをチェックします。
家族やライター仲間がいる場合はお互いに読み直しをするのがいいでしょう。
まとめ
「記事の書き方」一日入学はいかがでしたか?
この記事の順番通りに取り組めばひとつの記事が書けるようになっています。
簡単な記事をひとつ書いてみてはいかがでしょうか。
自分を表現する方法として「文章を書く」という選択肢があります。
スキルの習得が容易で実践までに時間がかかりません。
未来の扉を開けるための鍵=文章を書くこと
もう少し詳しく知りたい方はライタースクールに入るのもいいかもしれませんね。